【獣医師解説|犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)】手術費用・症状の見分け方・歩き方の動画・手術の成功率やデメリットについて

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2025.08.25 16:59

【獣医師解説|犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)】手術費用・症状の見分け方・歩き方の動画・手術の成功率やデメリットについて

愛犬が片足をケンケンさせてスキップしたり、後ろ足を自分でよく伸ばすことはありませんか?

もしかしすると、トイプードルなどの小型犬で多い膝蓋骨脱臼(パテラ)が原因かもしれません!

パテラでグレード3や4といった重度のパテラは外科手術が必要なケースが多いですが、手術費用が高額であることから手術をためらってらっしゃる飼い主様も少なくありません。

この記事では歩き方や座り方などといったパテラ特有の症状の見分け方、パテラが起こりやすい犬種、手術の成功率、手術のデメリット、パテラの予防法、パテラの手術費用(片足•両足)について分かりやすく解説しています。

この記事の監修者

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記事の監修者

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藤田淳

動物医療センターPeco 獣医師

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犬の膝蓋骨脱臼【パテラ】とは?

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膝蓋骨(膝のお皿の骨)が正常な位置(滑車溝、大腿骨の溝)から逸脱し脱臼してしまう病気のことで、内方脱臼や外方脱臼などと呼ばれています。

内方脱臼は、膝蓋骨が内側に向かって外れることを指します。つまり、膝の中心から離れる方向に脱臼が起こります。

内方脱臼が起こると、犬の膝が内側に傾いてしまい、歩行や運動が不安定になります。 トイプードルなどの小型犬が抱えるパテラのほとんどは内方脱臼です。

一方、外方脱臼は、犬の膝蓋骨が外側に向かって脱臼することを指します。 外方脱臼はダックスフンドや大型犬で、膝が外側にずれてしまい、歩く際に痛みを感じることがあります。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)の原因

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パテラの発症には様々な原因が関係していますが、生まれつきの大腿骨滑車の異常、筋肉のバランスなどといった遺伝的な原因(先天性)がほとんどです。ケガや事故、咬傷などといった外傷が原因となる事は稀と考えられています。

先天性の場合は、若齢でパテラは発症し、両方の後ろ足に症状が出ることも少なくありません。

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好発犬種(膝蓋骨脱臼が起こりやすい犬種)

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パテラが起こりやすい犬種は若齢の小型犬で、特に以下のような犬種で好発します。

  • ポメラニアン

  • トイプードル

  • ヨークシャテリア

  • マルチーズ

  • チワワ

などでパテラ(内方脱臼)が起こります。
初回、2回目のワクチンの頃に症状が出る子もいます。

小型犬に比べると少ないですが、中〜大型犬でも見られることもあります。

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パテラで痛がらない場合は放置しても大丈夫?

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パテラで痛がらずに、後ろ足を伸ばして愛犬が自力で脱臼を直すような行動をしていませんか?

そのような場合、慢性的にパテラを繰り返してクセになっており、今後進行する可能性があるため、放置せずに動物病院を受診しましょう!

パテラが進行すると、関節炎や前十字靭帯断裂などが合併症として起こり、強い痛みを感じるようになります。

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パテラの初期症状

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パテラの初期症状には、以下のような正常とは異なる歩き方や様子が認められます。

  • 階段やベットなどの高い場所に登らなくなった

  • スキップのようにピョンピョン歩く

  • しゃがむように後ろ足を曲げたり、フラフラと歩く

  • お姉さん座りをする

  • 突然キャンと鳴いて痛そうに足をあげる

  • 後ろ足を曲げ伸ばしすると、膝の関節がコキコキと音がする

  • 膝をかがめ、X脚(外反膝)、またはガニ股(O脚)になっている

運動中に急に後ろ足を挙げてしまったり、走るとスキップのようになってしまうことがあります。

足の違和感のために運動を嫌がるようになってしまう子もいます。 中には、足の痛みをかばう為に、片足を太ももより外側に出してお姉さん座りをするようになることもあります。

グレードⅣのパテラの症例で、歩き方に異常が認められたポメラニアンさんの例です。

術前はカニのようにガニ股で歩いていましたが、術後では歩き方が大きく改善しました。

このように熟練した獣医師による適切な治療•手術を受ける事で、パテラの症状が改善し、ほとんどの症例が昔のように歩く事ができます。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)の合併症

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膝蓋骨が脱臼することで軟骨が損傷し時間の経過とともに進行する変形性関節症や

膝の中にある前十字靭帯の損傷や断裂などの2次的な合併症につながり、これまで以上に痛みを強く感じ てしまう場合があります。

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膝蓋骨脱臼【パテラ】の検査・診断方法は?(動物医療センターPecoの場合)

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検査室の風景

当院で実際に行う可能性のある検査についてご説明します。

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※一般的な検査は、問診を含めて1時間近くかかりますが、原因や病状によってさらに時間がかかることや、診断のために何度か通院してもらう必要がある場合もあります。時間に余裕をもってご来院ください。

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整形外科学的検査

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【視診・歩様検査】

立ち姿や歩き方を観察し、体重のかけ方や四肢の使い方などを見ます。

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【触診検査】

四肢それぞれの骨や関節などを触り、違和感や痛みのある場所を検出したり関節の動きなどを調べます。

触診による脱臼重症度のグレード分類

グレード

状態

GradeⅠ

通常は膝蓋骨は大腿骨の滑車溝内におさまっている。手で押すと脱臼するが、手を離すと元の正しい位置に戻る。

GradeⅡ

通常は膝蓋骨は大腿骨の滑車溝内におさまっている。足の動きや筋肉の張り具 合などで脱臼する。日常生活で脱臼と整復を繰り返している。膝を伸ばすか、手で押せば整復で きる。

GradeⅢ

通常は膝蓋骨は大腿骨滑車溝から逸脱(脱臼)している。手で押せば整復できるが、手を離すと再度脱臼する。

GradeⅣ

通常は膝蓋骨は大腿骨滑車溝から逸脱(脱臼)している。手で押しても整復できない。大腿骨や脛骨の変形を伴うこともある。

グレード1のパテラではほとんどの場合、無症状です。グレード2になると、スキップをするような歩き方をして、片足を挙げていることが多いです。

グレード3では腰を落としたような異常な歩き方(Crouched Gait)をします。

最も重度のパテラであるグレード4の症例はカニのようにガニ股で歩き(Crablike Posture)、パテラが起こっている患肢の骨の形が重度に変形してしまい、普通に歩くことができなくなっています。

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X線検査

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パテラのレントゲン画像(左)
パテラのレントゲン画像(左)

整形外科学的検査で精査が必要と判断した部位のX線検査を行い、関節や骨の状態をより詳細に調べます。

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CT検査

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骨格の変形が大きい場合には、CT検査により変形を3次元的に評価することがあります。

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膝蓋骨脱臼【パテラ】の治療方法

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脱臼や疼痛の程度、全身的な体調、年齢などによって異なりますが、内科(保存)療法と外科療法に大別されます。

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【内科(保存)療法】

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関節のサプリメントを使ったり膝の負担になる運動を制限することで膝蓋骨脱臼の悪化や関節炎の進行を遅らせ、病気とうまく付き合って生活することを目標とします。

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【外科療法】

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手術によって脱臼を整復して、はずれないようにします。
今後の合併症のリスクを減らすことが期待でき、100%に近い運動機能の回復を目指します。

術後は飼主様ご協力のもと一定期間の運動制限・運動管理は必要になりますが、
長期の入院や頻繁な通院はなるべく避けられるよう、ご相談していきたいと思います。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)を手術しないとどうなるの?

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パテラをそのまま放置していると、膝蓋骨が脱臼して元に戻る動作が繰り返されることで、関節の軟骨が摩擦で すり減り、関節炎や変形性関節症が進行していきます。

そして、パテラが起こっていない反対側の足にも大きな負担がかかることになるのです。

そうなってしまうと、片方の足だけでなく、両方の足に強い痛みや関節炎などの症状が出るため、愛犬の生活の 質が大きく低下してしまいます。

またグレードIII〜IVのパテラに関しては、前十字靭帯と呼ばれる膝を支える重要な組織に大きな負担をかけて しまうため、前十字靭帯が損傷•断裂することがあります。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術の成功率について

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パテラの手術の成功率はグレードや術式にもよりますが、当院での成功率は90%以上です。

重度のパテラ(グレードIV)になってくると、何度かオペを繰り返すことになったり、パテラの後遺症が残ってしまうケースも少なくありませんので、早期発見•治療は欠かせません。

いずれにせよ、手術の成功率を高めるためにはパテラの早期発見•治療が重要となります。

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当院でパテラ手術を受けられた飼い主様からの貴重なお声

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こちらでは当院で整形外科専門医によるパテラ手術治療を受けられた飼い主様の貴重なお声を一部紹介いたします。

いつかは手術の決断をしないと..と思っており、麻酔の影響とかを考えると不安でしたが、ワンちゃんの今後の生活を優先し、手術を受けました。実続も豊富で設備も整っているので安心できるかと思います。

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引用元:パテラ手術飼い主様アンケートより

とても親切にしてくださり、術後の写真や入院中の写真を送ってくださいました。永く一緒に健康にすごすためにも、こちらの病院で手術を決めて本当に良かったです。

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引用元:パテラ手術飼い主様アンケートより

すごい心配性なので手術後不安でしたが、体調について、環境についてのささいな事もLINEで相談にのってくれて安心でした。他の病院でも受診してましたが、Pecoさんの先生は色んな事を納得するまでお話ししてくれて、安心しておまかせしてお願いできました。

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引用元:パテラ手術飼い主様アンケートより

などといった大変満足度の高い嬉しいお声を頂戴しており、スタッフ一同励みになっております。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)手術の合併症とデメリット

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手術後の合併症として、

  • 再脱臼

  • インプラントの損傷

が起こることがあります。また、手術のデメリットとしては

  • 合併症のリスク

  • 手術費用の金銭的な負担

  • 手術(麻酔)や入院による愛犬の身体的、精神的な負担

などが挙げられます。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術費用(片足のみ、または両足の場合)

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当院で専門的なパテラの外科手術を受ける場合の費用例をご紹介します。

片足のみの場合

項目

料金の目安

術前検査

25,790円

手術費用(片足)

300,000円〜

入院費用(2〜3日)

16,500円〜

合計

342,290円〜

※麻酔費用は別途、体重により異なります。

両足の場合

項目

料金の目安

術前検査

25,790円

手術費用(両足)

450,000円〜

入院費用(2〜3日)

16,500円〜

合計

492,290円〜

※麻酔費用は別途、体重により異なります。

当院で熟練した専門医による治療を受ける場合、片足の手術費用は約34万円〜、両足になると45万円〜となります。(当院では現金、クレジット払いなどでお支払い可能です、またアニコム、アイペットなどの各種保険会社にも対応しております)

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手術を実施した膝蓋骨脱臼(パテラ)の症例集

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①手術を実施したトイプードルの1例(パテラグレード2)

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実際に手術を実施したグレード2のトイプードルの女の子の症例
実際に手術を実施したグレード2のトイプードル

実際に当院でパテラの手術を実際した症例をご紹介します。

症状としては、

「高い場所に登らなくなった、お散歩の際にスキップのようにピョンピョン歩いたり、急に左足を挙げることが増えた」

といった典型的なパテラの症状が出ておりました。

触診や画像検査によりパテラグレード2と診断しました。

術前のレントゲン画像
術前のレントゲン画像

そこで今回の症例では、

  • ①大腿骨滑車溝造溝術

  • ②内側支帯(縫工筋)リリース

  • ③外側関節包縫縮

  • ④脛骨粗面転移

といった手技でパテラの外科手術を実施しました。

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大腿骨滑車溝造溝術

膝蓋骨が収まっている滑車溝というくぼみを深くする方法。

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内側支帯(縫工筋)リリース

縫工筋と呼ばれる膝関節の内側を支持する筋肉の一部を切離して緩める方法。

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外側関節包縫縮

関節を包んでいる袋状の膜を切って、膝関節を安定させる方法。

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脛骨粗面転移

脛骨の粗面を切断して、腿骨頭側面へピンで止めて移動させることで、膝関節を安定させる方法。

手術は成功し、1か月経過した時には足を挙げるような症状は無くなり、昔のような普通のワンちゃんと同じように歩ける状態まで回復しました!

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②手術を実施したポメラニアンの1例(パテラグレード4)

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パテラグレード4のポメラニアンさんの例です。手術によって歩き方が徐々に改善していき、1ヶ月後には元通りに歩けるようになりました。

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③手術を実施したポメラニアンの1例(パテラグレード4)

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術前と術後を比較すると、手術によって真っ直ぐ歩けるようになりました。

ご紹介した3例の症例では外科手術を行いましたが、手術を行わずに内科療法のみで治療が可能なケースもあります。

パテラのグレードや症状によっては、内科療法の方がメリットが多いこともあります。もちろん内科療法にもデメリットがあるため、ワンちゃんごとに獣医師が適切な判断を行うことが重要です。

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手術をしなくていい膝蓋骨脱臼(パテラ)はどのような場合?

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では、外科手術をしなくてもいいパテラとはどのような場合なのでしょうか。

具体的には、

  • グレードが低く、関節炎や跛行などの症状がない場合 

  • 症状はあるが、頻度がそこまで多くない場合

といった場合には内科療法のみで治療することも可能です。

ただし1歳未満の小型犬のパテラは、グレードが1〜2であっても重症化しやすいことから、外科手術を行うことが多いです。

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当院が膝蓋骨脱臼【パテラ】の診療で心がけていること

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しっかりと状態を見極める

膝蓋骨脱臼がある子の中には股関節など膝以外の関節の問題を併発している子もいます。しっかりと視診や触診を行い、今現在問題になっている部位を見極めることが重要と考えています。

より良い治療の選択肢を提案、インフォームドコンセントの徹底

上記のように治療の選択肢は多岐に渡ります。
その時その子にとって一番良い治療方針をご提案し、治療内容の詳細やメリット・デメリット、予想されるその後の経過などをしっかりお話しさせていただきます。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)を悪化させないための予防法

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パテラを現段階よりも悪化させないようにするために、以下のようなすぐにできる対策・予防法を行うと良いでしょう。

  • 体重管理

  • 散歩

  • おうちの環境整備

  • サプリメント

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体重管理

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体重管理も立派な内科療法です、肥満は足に大きな負担をかけるためパテラが悪化することがあります。ダイエット用の低カロリーフードを与え、食事制限を行うことにより、数ヶ月かけて目的とする理想体重を目指します。

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散歩

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散歩に行くとパテラが悪化すると思われている飼い主様もいらっしゃるかと思いますが、膝周りの筋肉量の維持や肥満防止のためには散歩へ行くことは重要です。

ただし、膝に負担がかからないように激しいお散歩、階段、30分以上の長時間のお散歩は控えるようにしましょう。

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おうちの環境整備

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フローリングは滑りやすいため、捻挫やパテラの悪化につながります。滑り止めのマットや絨毯を敷くことで足への負担を軽減することができます。また床で滑らないようにするために、足の裏の伸びている毛をバリカンやハサミでカットすることも重要です。

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サプリメント

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オメガ3脂肪酸・コンドロイチン・グルコサミン・非変性Ⅱ型コラーゲンを含有したサプリメントを使用することで、パテラによる関節炎などを軽減する効果が期待できます。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)のまとめ

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整形外科疾患はわんちゃんが快適に過ごし、遊んだりお散歩に行ったり、ストレスなく日常生活を送るためには対処する必要がある疾患だと思います。


しかし、手術だけが選択肢ではなく、お薬や運動制限によって一時的に症状が落ち着く場合もあります。

まずは当院で一度実際に診察をさせていただき、現段階でのパテラの状態を獣医師が把握することにより、その子に合った最良の治療法をご提案することが可能です。

診察時間

9:00~12:00 / 14:00~18:00

原宿駅4分・北参道駅8分(Map) / 提携駐車場あり(負担上限1,800円) / 渋谷・新宿・青山・表参道からアクセスよし

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